ChatGPTに用事がなくても話しかけていい?「暇だー」から始まったAIとの雑談

AIを楽しむ

ChatGPTというと、

「分からないことを質問するもの」
「仕事を手伝ってもらうもの」

というイメージがありませんか?

私もこれまで、旅行の計画を立ててもらったり、Excelのエラーを相談したり、PowerPointの資料作りを手伝ってもらったりしてきました。

でも、ある日ふと思いました。

別に用事がなくても、話しかけていいんじゃない?

そこで今回は、何かを調べてもらうわけでもなく、仕事を頼むわけでもなく、こんな一言からChatGPTとの会話を始めてみました。

「暇だーなんか話そう。」

果たしてAIとの雑談は、暇つぶしになるのでしょうか。

「暇だー」と言ったら、AIの方から話題を振ってきた

難しい質問も、プロンプトも考えていません。

本当に、

「暇だーなんか話そう。」

だけです。

するとChatGPTから、

「もし明日、予定もお金の心配も全部なくなって、丸一日好きに過ごせるとしたら何したい?」

と質問されました。

私は、

「遠くの温泉に行って美味しいものを食べる。あと時間がないと行けないところに行きたい、廃墟巡りとか。」

と回答。

すると今度は、

「昔のホテルや遊園地のような生活の跡が残っている廃墟と、炭鉱や工場のような巨大建造物系ならどっちが好き?」

と聞かれました。

なんだか普通に雑談しています。

しかも、自分から「廃墟について話そう」と決めたわけではありません。

「暇だー」から始めただけなのに、いつの間にか自分の好きなものの話になっていました。

廃墟のどこが好きなのか、自分でも考え始めた

私は、人が暮らしていた形跡が残っている廃墟が好きです。

古い新聞やカレンダー、家具などがそのまま残っていると、

「ここで誰かが普通に生活していたんだな」

と想像が広がります。

ChatGPTと話しているうちに、

「廃ホテルと廃病院ならどっちに行きたい?」

という話にまで発展しました。

私はかなり悩んだ末に廃ホテルを選択。

宴会場や厨房、客室などに、当時の生活や仕事の痕跡が残っていそうだからです。

ここでちょっと面白いことに気づきました。

最初は単に、

「廃墟を見るのが好き」

だったはずなんです。

でもChatGPTに質問され、それに答えていくうちに、

「私は廃墟そのものより、そこに残された人の生活を想像するのが好きなのかもしれない」

と、自分の興味を少しずつ言葉にできるようになってきました。

AIとの雑談が「壁打ち」になる

こういう使い方は、よく「壁打ち」と呼ばれます。

自分の頭の中にあることを相手に話して、返ってきた質問や意見をきっかけに、さらに考える。

一人で考えているだけだと、

「廃墟が好き」

で終わってしまうかもしれません。

でも、

「どんな廃墟が好き?」
「なぜそこを見たい?」
「何が残っていたら気になる?」

と聞かれると、

「そういえば、私は何が好きなんだろう?」

と考え始めます。

仕事のアイデアを整理するときにAIを壁打ち相手として使う人もいますが、こんなくだらない雑談でも同じことが起こります。

「残されたものから何があったか推理したい」

さらに会話を続けていると、話は「廃墟を見る」から一歩進みました。

古いカレンダーやメモなどを見つけたら、

「この建物はいつ頃まで使われていたんだろう?」

「最後にここを出た人は誰なんだろう?」

と考えたくなる。

するとChatGPTから、

「AIと廃墟写真を見ながら謎解きごっことか絶対楽しいぞ」

という話が出てきました。

これ、ちょっとやってみたい。

もちろん、実際に廃墟へ行くなら所有者の許可や立入禁止区域などのルールを守る必要があります。

でも許可された場所で写真を撮り、

「この新聞の日付から何が分かる?」
「この看板はいつ頃使われていたもの?」
「ここに何があったのか手掛かりを整理して」

などとChatGPTに聞けば、単なる見学とは違う楽しみ方ができそうです。

雑談から「知らない道を走ってみたい」へ

廃墟の話をしているうちに、私はもう一つやってみたいことを思い出しました。

目的地を決めず、知らない道を走ってみたい。

いつもならまっすぐ行く交差点を、

「今日はこっちに曲がってみよう」

と曲がってみる。

知らない町に出たら、古い建物や喫茶店などを探してみる。

さらに、

「今こんな場所にいるんだけど、この辺に面白いものある?」

とChatGPTに聞きながら走るのも面白そうです。

……あれ?

最初は、

「暇だー」

だったはずです。

いつの間にか、休日にやってみたいことが増えています。

「なんで私はこういうものが好きなんだろう?」

さらに話していると、今度は自分自身に興味が向いてきました。

廃墟を見たい。

知らない道を走ってみたい。

知らない場所に行ってみたい。

これって、心理学的に何か共通するものがあるのでしょうか。

ChatGPTに聞いてみました。

すると出てきた言葉が、

「新奇性探索」

でした。

簡単にいえば、知らないものや新しいものに興味を持ち、探索してみたくなる傾向のこと。

もちろん、ちょっとした会話だけで人の性格を診断できるわけではありません。

でも、

「自分はどうしてこれが好きなんだろう?」

と考えるきっかけにはなりました。

AIとの雑談で、自分のことが少し分かった

「新奇性探索って何?」

と、さらに聞いてみました。

ChatGPTの説明を読んで、

「あー、分かるー」

となりました。

私は今でも、新しいものを見つけると興味を持ってしまいます。

そして考えてみれば――

AIなんて、それこそ新しいものです。

ChatGPTに、

「暇だーなんか話そう」

と言っただけなのに、

温泉の話から始まり、

廃墟、昔の人の生活、謎解き、知らない道を走るドライブ、そして最後は自分が新しいものに興味を持つ理由にまで話が広がりました。

これはちょっと意外でした。

ChatGPTは「答えをもらう」だけじゃなく「考える相手」にもなる

ChatGPTを使い始めると、

「何を質問すればいいんだろう?」

と考えてしまうことがあります。

でも、毎回ちゃんとした質問をする必要はありません。

「暇だな」
「なんか話そう」
「最近こんなこと考えてる」
「これって私だけかな?」

そんな話でも大丈夫です。

話しているうちに、

「自分はこれが好きだったんだ」

「本当はこういうことをやってみたかったんだ」

「うまく説明できなかったけど、こういうことだったのか」

と、自分の考えが言葉になっていくことがあります。

AIに答えを出してもらうというより、AIから質問を返してもらいながら、自分で自分の考えを見つけていく。

これもChatGPTの面白い使い方の一つだと思います。

用事がなくても、AIに話しかけていい

今回分かったのは、とても単純なことでした。

ChatGPTには、用事がなくても話しかけていい。

仕事を頼まなくてもいい。

何かを調べなくてもいい。

ただ、

「暇だから話そう」

でもいいんです。

そこから何の話になるか分からないのも、人との雑談にちょっと似ています。

今回は文字でChatGPTと話しましたが、ChatGPTには声で会話する機能もあります。

文字ではなく声で話したら、もっと「話し相手」らしく感じるのでしょうか。

これは今度、実際に試してみようと思います。

そしてAIとの会話について調べていくと、さらに面白い世界があります。

AIを友達のような話し相手にする人。
AIと恋人のような関係を楽しむサービス。
AIを相手に英会話を練習するサービス。

同じ「AIと話す」でも、いろいろな使い方があります。

このあたりも、これから実際に試してみたいと思います。

まずは難しく考えず、

「暇だー、なんか話そう。」

そこから始めてみてもいいかもしれません。

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