初めての裁判傍聴「傍聴方法教えます」

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裁判傍聴に興味はあれど、行ったことがある方は少ないのでは?
今回は裁判の傍聴方法を教えます。

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そんなに難しいことはありません。
割と気軽に傍聴できますよ。

はじめに知っておくべき5つのルール

  1. 裁判所敷地内は撮影・録音NG。
    裁判所ロビーや開廷表(その日の公判予定表)もスマホでパシャリができません。
  2. 危険物は持ち込めません。
    飛行機と同様のセキュリティゲートがあります。カッターなども持ち込めません。
  3. 着用不可のアイテムがあります。
    裁判中の帽子やたすき、ゼッケン、はちまき、プラカード、ヘルメットなどの着用もやめましょう。これを守れば基本的に服装は自由です。
  4. 裁判中は大きな音や声は出せません。
    大きな音を立てたり声を出して呼びかけてはいけません。入退出の際も静かに。
  5. 傍聴席が満席でも立ち見はできません。
    話題の裁判や裁判員裁判のばあい、傍聴席が満席になる場合があります。
    立ち見はできないので、満席であれば法廷の外に出てください。

裁判所が開いている日は?どんな裁判をやってるの?

裁判は平日の日中のみ、土日祝日は開いていません。
また夏季・冬季の休廷期間もあり、その間は裁判の数がぐっと少なくなります。
まったく行われていない訳ではないのですが、私の住んでいる地域では法廷が1つしか開いておらず、その日1件のみなんてこともあったので、この期間は外した方がいいかもしれません。

各地方裁判所では民事事件・刑事事件の裁判を見ることができます。
刑事事件がおすすめで「窃盗」や「傷害」「住居侵入」「大麻・覚醒剤取締法違反」「自動車運転過失傷害」「不同意性交」など罪名もさまざま。
どの裁判を見ても考えさせられることが沢山あります。

重大な裁判の場合、裁判員裁判になります。
「殺人」や「傷害致死」など大きな事件や世間を騒がせた事件が対象となり、満席になることもとても多いです。
さらに全国的に有名な事件になると「傍聴券」が交付され、抽選で当たらないと傍聴できません。

裁判所に行ってみよう!

各地域の「地方裁判所」に行ってみましょう。

入り口を入るとセキュリティゲートを案内されるので、カバンや携帯を預けてゲートを通ります。
問題なければそのまま進み、荷物を受け取って公判表を見にいきます。

だいたい紙に印刷されたものですが、東京地裁はタブレットでした。
裁判の数が違うので納得です。
もちろんここでも撮影NGなので、見たい裁判を紙にメモメモ。

開廷の5〜10分前には法廷内に入れます。
話題の裁判の場合は、すでにお部屋の前に長い行列ができていたりします。
もし裁判中に入ることになった場合、様子がわからなくて緊張すると思いますが、傍聴人用の出入り口に中が見えるちいさな小窓があるので、そこから中の様子を伺えます。

開廷中も自由に出入りできますが、静かに出入りして裁判の邪魔をしないよう注意してください。

傍聴初心者におすすめの裁判とは?

もし最初から裁判らしい裁判を楽しみたいのであれば
刑事裁判の「裁判員裁判・新件」一択です。

「新件」とはその裁判の一番最初のこと、その後ことを「審理」そして「判決」と続きます。
新件であれば起訴状や冒頭陳述から事件概要がわかり、また身上経歴が読み上げられるので、被告人の年齢や職業それまでの人生も解ります。
どんな事件かがこれを聞くとわかるので、一番おすすめ!

刑事事件の小さな事件も新件であればわかりやすいので、裁判員裁判が見れないときは「刑事・新件」がいいと思います。
民事裁判もたくさんあるのですが、傍聴人側には内容が伝わりづらい面があるので初めてのかたはおすすめできません。
慣れてきたら民事の1時間くらいの裁判だと、内容がわかってくるのではと思います。

裁判中にできることはメモのみ!

実際に裁判を見ているとき、記録するためにできることは「メモのみ」
マスコミ関係の方もみなさん手書きでメモしています。
ぜひ筆記用具を持って行ってくださいね。

ちなみに携帯電話や電子機器は電源を落としてください。
撮影・録音をすると法律違反なので、自身が裁判にかけられないようルールは守ってください。

最後に

小さな裁判でもその事件にはたくさんの人間ドラマがあります。
またニュースではわからない細かな内容や心情がわかり、さらになぜ事件が起きたのか思いを巡らせることがよくあります。
考えさせられることも多いので、ぜひ一度見に行ってみてください。

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